探針

ものの見え方をふやしたい

平日

クリスマスが終わると、年末の鬨の声がそこら中で始まる。せめて2-3日だけ待ってくれないだろうか。クリスマスと「年末」というイベントがシームレスに繋がってしまって、普通の今年の日がいつのまにか、身構える前に終わってしまった。

24日に「今年もあと一週間だ」とかほざいていても、その年はすでに終わってしまっている。残りはエキシビションマッチです。

そこで提案があります。

まず26日はクリスマスの余韻で、撤収日にしましょう。26日は明け渡します。31日と30日は間違いなく「年末」ですね、これはいい。

27日と28日は一年で最後の普通の日だとして、問題は29日。どうでしょう、「年末」らしくもあるけれど、30へ繰り上がるひとつ前の29だからこそ「年末」にさしかかる(すなわち年末ではない)感じがしてきませんか。29日を普通の日とするかそれとも「年末」とするのか。これは判断が難しいので間をとって正午までを普通の日、正午以降を「年末」としましょう。

こういう理路を通って今年最後の午前を過ごした。病院に向かう地下鉄の中で今年が終わったが、なかなか悪くない。病気2つと怪我1つを来年に持ち越すのは確定だけれど、その対応の中で年を越すのはある種の大掃除だ。

あと、ラスト・デイのくせに2.5日間もあるのが気が利いていた。結果そうならなかったけど、29日をたとえ寝過ごしても28日があるし、さらにその予備まである。

29日の午後も味があった。週に一度行っている小川町のとんかつ屋で食事をしたが、そこも29日の昼営業が年内最後の営業だった。歩調が合っていて嬉しい。

来年もこの区分けを利用していく所存です。よろしく。